明光グループコラム

Meiko's Group column

新年こそ見直しを! 冬の乾燥と外壁の意外な関係性

コラム

新年を迎え、家で過ごす時間が増える1月。暖かい部屋でくつろぐ一方で、外壁は厳しい冬の環境に晒され続けているのをご存じでしょうか。特に兵庫県南部、ここ加古川・姫路でも冬は乾燥した日が続き、この乾燥が実は外壁の劣化を意外な形で促進していることがあります。

「乾燥なのに劣化?」と疑問に思うかもしれませんね。外壁の塗膜は、温度や湿度の変化によってわずかに膨張したり収縮したりしています。冬の乾燥した空気は、この収縮をより強く促し、塗膜の柔軟性が失われる原因になります。結果として、目には見えないほど微細なひび割れ(ヘアークラック)が発生しやすくなるんです。

これらの微細なひび割れは、今は小さくても決して侮れません。春になって雨が降り始めると、その小さな隙間から雨水が侵入し、外壁の内部構造を傷める原因になります。また、ひび割れ部分に汚れが溜まりやすくなり、見た目の劣化にも繋がります。

新年を機に、ぜひ一度ご自宅の外壁に目を向けてみてください。特に日当たりが良く、風が当たりやすい場所は乾燥の影響を受けやすい傾向があります。もし、**「なんとなく色褪せてきたな」「小さなひび割れがあるような気がする」**と感じたら、それは外壁からのSOSかもしれません。

冬の間にできた小さなダメージを見過ごさず、早めに専門家による点検を受けることで、大きな補修費用がかかる事態を防ぎ、大切な住まいを長持ちさせることができますよ。