明光グループコラム

Meiko's Group column

外壁と屋根の結露対策! カビ・コケの温床になる前にできること

コラム

2月は、寒さに加えて空気中の水分が少ない日が多いですが、それでも室内と外気の温度差から**「結露」**が発生しやすい時期でもあります。この結露、窓ガラスに付くイメージが強いかもしれませんが、実は皆さんの見えないところで外壁や屋根にも発生し、住まいをじわじわと蝕んでいる可能性があるんです。

外壁や屋根に結露が発生する主な原因は、建物内外の温度差と空気中の水蒸気量です。暖かい室内の空気が壁や屋根を通して冷たい外壁・屋根材に触れると、そこで水蒸気が冷やされて水滴となり、表面に付着します。特に北側の壁や日当たりが悪い部分は、結露が起こりやすく、なかなか乾きにくい傾向があります。

この結露が厄介なのは、カビやコケの絶好の繁殖場所になってしまうことです。水分と、外壁に付着したホコリや排気ガスなどが栄養源となり、緑色のコケや黒いカビが繁殖しやすくなります。これらは見た目を損なうだけでなく、外壁の塗膜を劣化させ、防水性能を低下させる原因にもなります。

では、どうすれば結露対策ができるのでしょうか? 最も効果的な対策の一つが**「適切な外壁塗装」**です。断熱性の高い塗料や、透湿性(水蒸気は通すが水は通さない性質)を持つ塗料を選ぶことで、壁内部の結露を抑制し、カビやコケの発生を抑えることができます。また、防カビ・防藻性能を持つ塗料を選ぶことも有効です。

定期的な外壁の点検で、カビやコケの兆候がないか確認しましょう。もし見つけたら、それは単なる汚れではなく、結露による劣化のサインかもしれません。早めに専門業者に相談し、適切な結露対策を施すことで、美しく健康な住まいを長く保つことができますよ。