明光グループコラム
Meiko's Group column
冬の間に受けたダメージは? 春の陽気で始める外壁セルフチェック術
長い冬が終わり、暖かい日差しが心地よい3月は、心機一転、住まいのケアを始めるのにぴったりの季節です。厳しい冬の間に、皆さんのご自宅の外壁は想像以上にダメージを受けている可能性があります。積雪や凍結、乾燥した寒風など、冬特有の気候は外壁にとって過酷なものです。
春の陽気に誘われて、ぜひ一度ご自宅の外壁をじっくりと観察してみてください。専門知識がなくても、簡単な「外壁セルフチェック」で、冬の間に受けたダメージのサインを見つけることができます。
チェックポイント1:ひび割れ(クラック)がないか
特に注意してほしいのは、外壁の表面に現れる細い線状のひび割れです。冬の凍結融解の繰り返しや乾燥によって発生しやすくなります。髪の毛のような細いものでも、放置すると雨水が浸入し、建物の内部構造を傷める原因になります。
チェックポイント2:塗膜の剥がれや浮きがないか
特に日当たりの悪い箇所や、雨水が当たりやすい窓の下などに、塗膜が浮いていたり、ポロポロと剥がれていたりする部分はありませんか? これは塗膜の劣化が進んでいるサインです。
チェックポイント3:カビやコケ、藻が生えていないか
冬の間、日陰になりがちな北側の外壁や、湿気がこもりやすい場所に緑色のコケや黒いカビが生えていませんか? これらは美観を損なうだけでなく、塗膜の劣化を促進する原因にもなります。
チェックポイント4:チョーキング現象は起きていないか
外壁を手のひらで軽く触ってみてください。もし白い粉が手に付くようなら、それは「チョーキング現象」と呼ばれるものです。塗料の劣化によって顔料が粉状になったもので、塗膜の保護機能が低下しているサインです。
これらのサインが見られた場合、それは外壁がメンテナンスを必要としている証拠です。小さな異変のうちに発見し、プロの専門家による診断を受けることで、適切な時期に適切なメンテナンスを行うことができます。春の穏やかな気候は、塗装工事にも適しています。この機会に、冬の間に疲れた外壁をリフレッシュし、住まいを長持ちさせるための第一歩を踏み出しましょう。