明光グループコラム
Meiko's Group column
チョーキング現象、放置していませんか? 塗膜劣化のサインを見逃すな👀
コラム
9月は夏の過酷な環境を乗り越え、外壁の劣化サインがより顕著になりやすい時期です。その中でも、特に多くのご家庭で見られるのに見過ごされがちなのが「チョーキング現象」です。
ご自宅の外壁に手を当ててみてください。もし、手のひらにチョークのような白い粉が付着するようであれば、それはまさに「チョーキング現象」が起きている証拠です。
この現象は、外壁の塗膜が紫外線や雨風によって劣化し、塗料に含まれる顔料が分解されて粉状になったものです。例えるなら、車のボディの色が褪せて粉っぽくなるのと同じような状態です。チョーキング現象は、外壁塗装の「塗り替え時期」を知らせる最も分かりやすいサインの一つと言われています。
「白い粉くらい、放っておいても大丈夫だろう」と思うかもしれません。しかし、チョーキング現象は、塗膜が本来持っている「保護機能」や「防水機能」が失われつつあることを意味します。
- 防水性の低下: 塗膜が劣化して粉状になることで、外壁表面の防水性が低下します。これにより、雨水が外壁材に直接浸み込みやすくなり、内部の木材の腐食やカビの発生リスクが高まります。
- 美観の損なわれ: 白い粉が流れて、雨垂れ跡のように外壁を汚したり、外壁本来の色味が失われたりして、建物の美観を著しく損ないます。
- 外壁材自体の劣化促進: 塗膜の保護がなくなると、外壁材自体が直接紫外線や風雨に晒され、ひび割れや剥がれなど、より深刻な劣化に繋がります。
チョーキング現象は、建物の健康状態を示す重要なバロメーターです。このサインを見逃して放置してしまうと、後で大規模な補修が必要となり、結果的に費用がかさんでしまうことも珍しくありません。
ご自宅の外壁にチョーキング現象が見られる場合は、それが塗り替えの適切なタイミングである可能性が高いです。手遅れになる前に、ぜひ一度専門業者に相談し、外壁の健康状態をプロの目で診断してもらいましょう。適切な時期に塗装を行うことで、住まいの寿命を延ばし、美しい状態を長く保つことができますよ。