明光グループコラム

Meiko's Group column

ジメジメ梅雨の前に! 外壁のカビ・コケを増やさないための対策

コラム

5月に入ると梅雨の足音が聞こえ始めます。ジメジメとした多湿な梅雨の時期は、外壁にとってカビやコケが最も繁殖しやすい過酷な環境となることをご存じでしょうか。

カビやコケは、湿気と日当たりが悪い場所を好み、外壁の表面に付着したホコリや排気ガスなどを栄養にして繁殖します。特に、北側の外壁や建物の影になる部分、植木が近くにある場所などは要注意です。最初は目立たない小さな点として現れても、梅雨の間に一気に広がり、外壁全体が緑色や黒ずんだ色に変色してしまうことも少なくありません。

カビやコケは、単に見た目を損なうだけでなく、外壁の健康にも悪影響を与えます。カビやコケが根を張ることで、塗膜の表面が侵食され、外壁の防水性が低下してしまうことがあります。さらに、塗膜の下にまで水分が浸透しやすくなり、建物の構造体まで傷めてしまうリスクを高める可能性もあるのです。

梅雨入り前にできる対策として、まず重要なのは外壁の現状確認です。もし既にカビやコケが目立つようであれば、高圧洗浄などで除去を検討しましょう。ただし、高圧洗浄は専門知識が必要であり、誤った方法で行うと外壁を傷つけてしまう恐れがあるため、プロの業者に依頼するのが安心です。

そして、最も効果的な予防策は「防カビ・防藻性能に優れた塗料」での外壁塗装です。これらの塗料には、カビやコケの発生を抑制する成分が配合されており、長期間にわたって外壁を清潔に保つことができます。また、親水性の高い塗料を選ぶことで、雨が降った際に汚れが流れ落ちやすくなり、カビやコケの栄養源となる汚れの付着を防ぐ効果も期待できます。

梅雨が本格化する前に、ご自宅の外壁にカビやコケの兆候がないか確認し、必要であれば専門業者に相談して、適切な対策を講じましょう。清潔で美しい外壁で、快適な梅雨シーズンを迎えたいですね。